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2025年06月11日 お知らせ

医療現場における法令遵守と倫理的責任について【日本不整脈心電学会】

2025年4月に報道された、米国系医療機器メーカーの営業担当者が、医療資格を有さないままX線装置を操作していたという事案は、医療の安全性と信頼性を揺るがす重大な問題です。不整脈の非薬物治療における、X線照射、電気ショック、通電といった行為は、法令に基づき適切な資格を有する者が行うべきで、医療従事者および医療関連企業には、法的および倫理的責任があります。
このような背景を踏まえ、日本不整脈心電学会では、会員の皆さまに以下の点についてご理解とご協力をお願い申し上げます
1.法令遵守の徹底
医療機器の操作を含め、診療行為に関わるすべての業務において、関連する法令やガイドラインを遵守してください。

2.医療機関との適正な関係の維持
医療機器メーカーや関係業者との連携においては、透明性を確保し、不適切な関与を避けるよう心がけてください。

3.患者の安全と信頼の最優先
すべての医療行為において、患者さんの安全と信頼を最優先に考え、高い倫理意識をもって日々の診療にあたってください。

本学会はこれからも、安心・安全な医療の実現に向けて、学術的および社会的責任を果たしてまいります。

2025年5月16日
一般社団法人 日本不整脈心電学会


picture_as_pdf植込み型心臓ペースメーカ・植込み型除細動(ICD)等の医療機器情報サービス提供者(CDR :Cardiac Device Representative)の必要性とその役割について